危険! 脱水~今年も暑すぎでしょう~

6月からのこの暑さ!異常ですよ。今年も「脱水」について注意喚起いたします。気象庁によると今年の気温は平年より高め。もう予想を聞いてもしょうがない。だって既に異常な暑さです。異常と暑さばかり繰り返す冒頭ですが、滅入っていても仕方がない。いかにこの夏を乗り切るか考えてみましょう!

脱水について
脱水とは、体内の水分量が減少した状態です。体内の水分とは体液なので、ただ水分がなくなったわけではありません。水分とともに塩分(ナトリウム・カリウムなど)も失われています。私たちの体は、成人男性で約体重の60%が水分です。体重70kgであれば→42リットルの水分を蓄えています。え~ペットボトル2リットルで21本、500ミリリットルで84本。そんな量を体がしょっていることにびっくりです。

🌞炎天下で作業に夢中になると、💦汗をかいていることに気がつかなかったり、水分補給を忘れたり。これが脱水(体の水分が失われる)の引き金です。そのほかにも、発熱、おう吐、下痢などの体調不良による脱水もあります。

脱水の初期症状と対応
脱水の最初のサインは、「のどの渇き」「だるい」「なんだかぼんやりする」などです。そこで対応しないと、「皮膚が乾燥する」「体温が上昇する」、「頭が痛い」、「おしっこが出ない」、「意識が遠のく」と徐々に重症化していきます。最初のサインを見逃さないことが大切です。

脱水かなと感じたら、いえ感じてなくても、元気に夏を乗り切るために、こまめに水分をとりましょう!でもただ水を飲めばよいというものでありません。

先ほどお伝えした、塩分も必要なのです。手軽で、すっと体に吸収されるのは、やはり経口補水液”です。特に炎天下で仕事される方、高齢の方は、1~2本ストックしておくことをおすすめします。外回りが多い方で、ペットボトルは持ち歩きませんという方は、かばんに“塩分タブレット”を入れておきましょう。おかしいと思ったら、自動販売機で冷たい飲み物を買って、塩飴をぱくりで大丈夫です。

各市町村では、熱中症対策として、「指定暑熱避難施設」(クーリングシェルター)を用意しています。要するに、クーラーの効いたお休みどころ。お近くの薬局もそのひとつです。ご活用ください!

ジツボンのゆるゆる日記:「脱水症に気をつけよう!」 
「熱中症ゼロを目指して!知って安心」あわせて確認ください

【特にご注意!】高齢者・女性・子どもは脱水になりやすい
脱水は、子供やお年寄りの方がなりやすいんです。それは、体内の水分量の違いからきています。
子どもは、体内の水分量の割合は多いですが、そもそもの総量が少ないので、ちょっとしたことで、脱水になりやすいのです。そして高齢者は、体内の水分量が50%です。もとが少ないうえに、「のどが渇いた」「暑い」という感覚が鈍ってきます。ご家族の方、経験ありませんか?お年寄りに水分をとらせるのは大変ですよね。欲しがらない時は、一口ずつ、何回にも分けて飲んでもらいましょう。そしてこの物価高、電気代の節約をつい考えてしまいますが、夜中の脱水も見逃せません!寝るときは、寒くない程度に、寝室の温度をコントロールしておきましょう。暑い夏を健康に乗り切るために、そこの節約は目をつぶることです。
ちなみに男性より女性の方が、体内の水分量は少なめです。水分を貯蔵するのは筋肉なので、筋肉量の少ない女性や、高齢者は脱水になりやすい傾向にあります。お気をつけください!

脱水症の治療は?
昔は、脱水症といえば点滴でしたが、現在は、軽度・中等度の脱水は経口補水液による水分補給でよいとされています。しかし、重度になると、点滴治療が必要です。脱水を甘く見ると、命を失う可能性があります。
おかしいと思ったら、涼しい場所で水分を補給をしてください。体調が回復しなければ、躊躇しないで病院を受診することをおすすめします。

参考:公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット:脱水、厚生労働省 職場のあんぜんサイト

いまやスポーツ飲料の代名詞となったポカリスエット。その名前の由来をご存知ですか?
「sweat=汗」の飲料、汗で失った水分を補給する飲み物という意味です。ポカリは「青空」を連想させる響き。なんとも斬新なネーミングです。でもこれが、私たちの脳に定着したのです。開発者の思いとマーケティングが見事に融合した名前です。実は、当社の“喜谷実母散”も、「慈母の赤子におけるが如きである」から実母散。江戸時代から受け継がれた思いは、今もあたたかみある女性薬として息づいています。これからも末長く愛された続けて欲しい。そんな願いが届きましたでしょうか。


ジツボンS
もお忘れなく

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