胃の不調を見逃さないで!

この季節、忘年会や新年会でお酒を飲む機会が増えてきます。お正月はごちそうを食べて、夜更かし、朝寝坊と自由な生活で食生活も乱れがちですね。冬の冷えも重なって胃の不調を訴える方が増加します。今回は胃をテーマに考えてみたいと思います。
【胃の役割】
胃はJ字型で、食べ物がなく空っぽの時は薄くて平べったい状態ですが、食べ物が入ってくると1.5~2Lに膨らみます。胃は私たちが食べた物を貯蔵するところです。
①食べ物を蠕動運動でこなして胃酸と混ぜ、かゆ状にして消化する
②食道に逆流しないように噴門部の入り口を閉じる
③消化したものを幽門部から少しずつ腸へ送り出す
④胃酸で細菌やウイルスなどを殺す
※蠕動運動(ぜんどううんどう):消化管の壁が縮んだり、伸びたりすることで、食べ物を消化したり腸へ送るための運動
※主な胃液の成分:胃酸(塩酸)消化、細菌・ウイルスの殺菌
ペプシノーゲン たんぱく質を消化する酵素ペプシンのもとになる物質
粘液 胃粘膜を胃酸から守る
【胃の不調が起こる主な原因と対策】
●暴飲・暴食・栄養バランスの乱れ
●ストレスによる自律神経の乱れ
●加齢による消化機能の低下
●PMS・妊娠・更年期など女性ホルモンの乱れ
一般的な不調の原因を記しましたが、不調の陰には病気が隠れていることがあります。また、服用している薬が影響していることもありあります。
不調を感じたら ↓

◆胃にやさしい消化に良い食事(バランスを考えて)
◆腹八分目(食べ過ぎない)
◆就寝前の飲食は避ける(消化するには時間がかかる
◆十分な休養・質の良い睡眠
◆適度な運動・ストレス解消

東洋医学的には消化器系の失調は気を補い、水の巡りを良くすることが必要
胃の不調を感じたら、先ずは胃に優しい消化の良い食べ物に切り替えてください。冷たすぎるのも熱すぎるのもよくありません。飲食は常温またはぬるめの温度がいいでしょう。
✖脂肪分の多い食品を避ける | ○油脂の少ない鶏のささみや白身魚 |
✖食物繊維の多い食品を避ける | ○食物繊維の少ない野菜・豆類など |
✖刺激の強い食べ物を避ける | ○薄味で温かい食べ物 |

【胃の不調に隠れている病気】
胃の不調には胃もたれ、食べ過ぎ・飲みすぎによる胃痛、胸やけ、食欲不振、吐き気などがあります。忙しい、ストレスがある、食生活のバランスが悪い、お酒を飲む機会が増えたなど理由が思い浮かぶ場合は、生活スタイルを見直しましょう!
しばらく様子をみても改善しない場合は、我慢せずに医療機関を受診してください。

急性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、機能性ディスペプシア、アニサキス、ヘリコ・バクターピロリ感染症、胃がん、薬剤性消化器症状 など
【女性特有の胃の不調】
月経の前に決まって胃の不調が起こることがあります。これは、PMS(月経前症候群)のひとつの症状です。ホルモンバランスがゆらぐときは、自律神経が乱れがちです。自律神経は胃の働きもコントロールしているのです。それは更年期世代にもいえることで、50歳前後に「なんだか最近胃腸の調子がすぐれないわ」と感じることがあります。そして、老年期は胃酸の分泌機能や胃の弾力性が低下して不調を訴えるようになります。
ホルモンバランスを整えることは、胃にも良い影響をもたらします。

参考:胃痛・胃もたれ(女性の健康推進室ヘルスケアラボ) 胃・食道の病気:(全国健康保険協会)
消化器の老化(健康長寿ネット) 胃のはたらき(関西医科大学)

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体調や症状にあわせてお飲みください
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