夏冷えと漢方
冷えると体はどうなる
人間は、寒い時は体を温め、暑い時は汗をかくことで体温を調整しています。
その調節は交感神経と副交感神経からなる自律神経が行っています。
交感神経が優位になると、末梢血管が収縮して血流が悪くなり手足が冷たくなります。
副交換神経が優位になると、末梢血管は拡張して血流がよくなり手足が温かくなります。
温度差のある室内と外を行ったり来たりすると自律神経が乱れ体調に異変をきたします。
不調の症状
・倦怠
・食欲がない
・肩こり
・頭痛
冷えの予防と対策
長時間冷房をつけない。冷房の風を直接当てない。やむをえないときは、ひざ掛け・ストール・カーディガンなど衣類で調節する。
体を動かして、血液循環をよくする。
湯舟につかり体を温める。
冷たい飲み物は控え、温かい物を飲むように。
消化の良いバランスの取れた食事をしましょう。
冷えには漢方もおすすめ
冷えには漢方もおすすめです。
漢方は対処療法ではなく、身体のバランスを整え改善していきます。
喜谷実母散は、気(き)の巡り、自律神経の乱れによる冷えに効果的です。お湯を注いで手軽に服用できます。夏こそ体を温めるものを摂り入れたいですね。