プレ更年期世代に多いイライラの症状

2023年9月25日

 厚生労働省による「更年期症状、障害に関する意識調査」(2022年)では、20~40代女性で「怒りやすくイライラしやすい」ことを実感されている方が多いことが示されました。

30代後半になると、気持ちを明るく安定させる働きをたすける女性ホルモンのエストロゲンが、乱高下しながら徐々に減少をしていく影響により、心の状態が不安定になりやすくなります。そこにストレスが溜まってしまうと、些細なことでイライラする、怒りっぽいなどの誘因となってしまいます。

別の調査、2019年国民生活基礎調査(厚生労働省)による「性・年齢別の悩みやストレスがある者の割合」をグラフに示しました。女性は男性に比べてすべての年代でストレスを感じやすいという結果が出ています。特に30代40代の女性が最も多く、6割以上の方が悩みやストレスを感じています。

 この年代では、勤務としての仕事以外にも、家事、育児、子育て、親戚・ご近所・子供関係のお付き合いなどさまざまな役割があり、どちらかというと女性のほうが多くを担っていると考えられます。忙しいにもかかわらず、体力は少しずつ落ちてきていることから物事が思うように進まないこともあるなど、ストレスは溜まりやすいと考えられます。そもそもストレスは自然に溜まっているという前提で、日ごろから心身の平穏を保てるようにケアをしていきましょう。

まずはしっかりと睡眠時間をとることです。寝不足はイライラを増幅してしまいます。また睡眠不足は自律神経のバランスも崩してしまうため症状を悪化させる誘因となってしまいます。

 イライラしているな、疲れているなと思ったら、就寝まえのパソコンやスマホはお預けにして、今夜は思い切って早く寝てしまいましょう。夕方以降のコーヒーや緑茶などのカフェイン含有の飲み物や、就寝前のお酒をやめて、質の良い睡眠をしっかりとってください。睡眠時間はおよそ6時間から8時間のあいだの時間で、翌朝心地よく起きられて、日中にすっきりと活動できる時間が目安です。朝起きたら窓を開けて朝日をたっぷりと浴びてください。

 ゆったりとしたお風呂の時間を楽しむと疲れがとれてリラックスできます。就寝の1時間前くらいがベストです。心地よいと感じる温度(38~40度が目安)でゆっくり浸かりましょう。好きな香りをプラスして心のコリをほぐしましょう。

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