更年期症状と漢方

2022年9月12日

 40代からちらほらと現れてくる、のぼせやめまい、抑うつ気分、イライラしてしまう、汗が多いなどの体調の変化。女性ホルモンの分泌が減少することでホルモンの分泌を増やすように指令を出す場所が自律神経の指令を出す場所に近いことから、自律神経も一緒にアンバランスになってしまい全身に影響が現れてくると考えられています。

 漢方では「気」「血」「水」が滞りなく全身を巡っていれば心身のバランスが整って健康な状態であるとしています。漢方の考え方で、「気」「血」「水」の働きと巡りを改善すると、更年期の症状に対してどのような効果が期待できるでしょうか。

「気」には血液循環体を温める働きなどがあります。

「気」が不足すると気力がない、疲れやすい、汗をかきやすいなどの症状が現れます。
「気」の巡りが悪くなると、「血」の流れも悪くなってしまい、抑うつ気分や冷えのぼせ、イライラ、情緒不安定などが現れます。

「血」には、全身に栄養を供給して潤す働きと精神活動を充実させる働きがあります。

「血」が不足すると臓器の滋養がうまくできなくなるため、めまいや眼のかすみ、顔色に艶がない、疲れやすく力が入らない、不眠、手足のしびれ、などが現れます。

「水」は、全身に分布して体の中に潤いと栄養を与える働きがあります。

「水」が滞るとむくみやだるさ、頭の重い感じやめまいなどの症状が現れやすくなります。

更年期の症状は「気」「血」「水」が不足したり巡りが悪くなったりすると現れてくると考えることができます。

更年期の症状の中でも特に訴えの多い不安感や憂鬱、不眠やイライラ、気力がわかない、疲れやすい、汗が多い、頭痛や肩こり、むくみや冷えは「気」「血」「水」の流れを良くすることで症状を和らげることができます。このように、漢方では現れている症状から全体的なバランスを回復し、更年期の症状を抑えることができるのです。

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