更年期後半から現れやすくなる肩こりのケア

2023年2月3日

 前回、厚生労働省の更年期症状・障害の意識調査の集計で50代60代女性の症状のトップに輝いた(?)肩こりについて対処方法をお伝えします。
 もともと肩には頭や両腕の重さがかかっているため、凝りやすい場所です。更年期以降はさらに自律神経の乱れにストレスや睡眠不足が重なり、血行が悪くなって痛みが現れやすくなります。いくつかの対策を心がけておくと症状を軽減することができるので試してみてください。

①同じ姿勢を続けない
仕事中にデスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けていたり、前かがみで姿勢が悪かったりすると肩の血流が悪くなってしまい肩こりを引き起こしてしまいます。

背筋を伸ばして正しい姿勢で、長時間の同じ姿勢を避けて、時々腕を伸ばしたり、肩を上げ下げしたりして、こまめに肩の筋肉を動かしましょう。気持ちがいいと感じる程度に行ってください。

温めて血行改善
 慢性的な肩こりでは温めて血行を良くすることも効果があります。肩を冷やさないようにストールを持ち歩いたり、貼るカイロを利用したりするのも良いですね(低温やけどには注意をしてくださいね)。体が芯から温まる半身浴や足湯もお勧めです。お好きな香りをプラスしてゆったりリラックスタイムを。

目の疲れをとりリラックス
 目の疲れが原因になることもあります。温めるタイプのアイマスクで目の疲れをとることもよい方法です。ラベンダーなどのアロマの香りのアイマスクを試してみるのはいかがですか。就寝前に使用すればリラックスして眠りにつきやすくなり、睡眠をしっかりとることにより自律神経を安定させる効果も期待できます。

一方、危険な肩こりには注意が必要です。運動している時に肩が痛くなる、手のしびれや麻痺を伴う、徐々に悪化するなどの肩こりはほかの病気の可能性もあるため早めに受診、相談しましょう。

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