咳(cough)は苦しい!
咳が止まらないと苦しいですよね。ひどくなると腹筋まで痛くなります。つらい咳ですが、もちろん体の仕組みとしての役割があります。中には放置してはいけない咳もあります。また、女性ホルモンがらみののどのつかえや、咳などもあります。
【咳の仕組み】
・外部から侵入してきたほこりやウイルスなどを気道粘膜が察知
↓
脳の咳中枢に伝達
・脳から咳をだすように指令
↓
異物や異物をからめとった痰を外に出す
咳は体を守るための防御反応として起こる反射運動
※防御反応だけでなく、気道の炎症やアレルギー反応で起こる咳もあります。
湿ったせき | 痰のからんだゴボゴボという咳 |
乾燥したせき | 痰がからまないコンコンという咳 |
急性咳嗽 | 3週間未満の咳:ほとんど感染症が原因 症状に応じて検査することもある |
遷延咳嗽 | 3週間を過ぎ8週間未満の咳:多くは感染症の名残であるが、症状が悪化する場合は検査を行う、薬を変えるなどの対応を検討する |
慢性咳嗽 | 8週間を過ぎた咳:感染症以外の原因も考えて治療を行う |
湿った咳 | 風邪 インフルエンザ 気管支炎 気管支拡張症 肺炎 肺水腫 副鼻腔炎 |
乾いた咳 | 気管支喘息 間質性肺炎 肺結核 気胸 肺がん 喫煙者 心因性(緊張などの咳) |
※8週間過ぎた慢性咳嗽は、咳喘息、アトピー咳嗽、副鼻腔気管支症候群、胃食道逆流症など他の原因が考えられます。
参考:公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット 「喀痰 咳嗽」
【咳の養生】
東洋医学的に、咳は風邪(ふうじゃ)が体にとりついて悪さをする、乾燥や刺激でのどの粘膜が炎症を起こすなどさまざまな原因で発生します。熱がこもる場合もあるので、状態にあった養生が必要です。咳や喘息が起きる時は、五臓の「肺」が弱っている状態です。肺を養生するために、潤す食材を摂るように心がけましょう!
きんかんのはちみつ漬け
大根やかりんも効果あり
肺を冷やして潤す効果
梨をジュースにして
参考:身体と心の不調がなくなるかんたん漢方 監
【ほかの人にうつさないために・・・】
咳が長引くと体力を消耗します。特に高齢者に感染症をうつさないために、風邪を引いたら咳エチケットを徹底しましょう。
くしゃみや咳の飛沫は1~2m飛ぶ💦😷
咳を1回すると2~4kcalのエネルギーを消費するといわれています。100回咳をすると200~400 kcalのエネルギーが消費されることになります。
大切なのは風邪をひかないこと!いつものようにバランスの良い食事・良質な睡眠・適度な運動で免疫力をアップしましょう。室内では温度・湿度の管理も忘れずに!
更年期世代の気になるのどつかえ・咳は女性ホルモンの乱れかもしれません
女性のさまざまな不調を改善する 煎じ薬の喜谷実母散・錠剤タイプのジツボンS
体調や症状にあわせてお飲みください
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