もの忘れを改善する可能性⁈筋肉の不思議
~筋肉から出るマイオカインで脳を刺激~
最近よく耳にする「マイオカイン」は、筋肉から分泌されるホルモンやペプチドなどの活性物質の総称です。筋肉は、体を支えたり、動かしたりするだけでなく、ホルモンなどのマイオカインを分泌しています。マイオカインは体中に運ばれ、それぞれの臓器で良い効果をもたらすことがわかってきました。今回のポイント!筋肉を動かすことは、脳も活性化するのです。体を動かすのが苦手な方は、今からでも大丈夫です。テニス、ゴルフ、ジョギング、ウォーキング、ラジオ体操などの自分に合った無理のない運動を見つけましょう。通勤時に少し早歩きするだけでも効果があります。
【マイオカインと脳の関係】
マイオカインの一種のイリシンは、肥満や糖尿病を予防します。さらに脳に到達すると、脳を活性化する物質を作り出します。「最近物忘れが気になるわ」とお悩みの方、体を動かして、脳を活性化し、マイオカインの恩恵を受けましょう。でも、いきなり激しい運動を始めては、体もびっくりしてしまいます。先ずは体を慣らして、長く続けられる運動を選びましょう。
まだまだ未知なる可能性を秘めているマイオカインですが、私たちの体の中でどのような働きをしているのか、確認しておきましょう。
参考:筋トレの新たな主役「マイオカイン」(市報のだ3月15日号掲載)
【今からできる生活改善】
バランスの良い食事
バランスよく食事がとれていますか。筋肉を維持・増強するためにはたんぱく質の摂取が重要です。もう一度見直してみてください。
この中から7種類以上を毎日食べる!
引用:食べるフレイル予防 東京都福祉保健局
注:たんぱく質を制限されている方は医師の指示通り
無理なく継続できる運動
マイオカイン(myokine) : myo(筋肉) + kine(作動物質) ギリシャ語から作られた造語
【ミオスタチン】
ベルジアン・ブルーという牛をご存知ですか。この牛は主にベルギーで飼育されている、別名ダブルマッスルと呼ばれるマッチョな牛です。筋トレもしていないのに筋肉質とは不思議!どうもこれは、ミオスタチンに関連する遺伝子の突然変異のようです。「ミオスタチン」とは、筋肉から分泌される物質で、骨格筋の成長を抑制する因子、要するに筋肉がつかないようにする物質です。
ミオスタチンは筋肉をうまくコントロールしている一方で、高齢者の筋力低下にも関与しているとのことです。筋肉の不思議なお話です。
運動と栄養の改善でマイオカインをフル活用しよう!継続は力なり!
女性のさまざまな不調を改善する 煎じ薬の喜谷実母散・錠剤タイプのジツボンS
体調や症状にあわせてお飲みください
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