「天気予報と天気痛(気象病)について」

 昭和30年代の天気予報を見ることがありまして――ちょっとお話しますね。
当時は、現在のようにデジタル化されておらず、活字を組んで版を作るのが主流でした。天気予報の図やマーク(晴れ、曇り、雨など)も、職人さんが手作業で彫ったりしていたようです。そのため、天気図全体や、イラスト的なものは、手書きのものが多かったみたいです。今となっては、手書きなんて考えられません。ところで、当たる確率はどうだったのでしょうね。それにしても、職人さんの技は、目を見張るものがあっのでは。
今回は、天気つながりで、「天気痛」について簡単にまとめました。

天気痛(気象病)
天気痛とは、天気、気温、気圧の変化によって、症状が悪化する、身体の不調のことです。なんでこんなに調子が悪いのかなあ、見えない敵と戦っているみたい、そんな経験ありませんか。
もしかして、天気痛かもしれません。

天気痛の主な症状
・頭痛(特に片頭痛)      ・肩こり・首こり
・めまい・ふらつき       ・関節痛・古傷の痛み
・気分の落ち込み・不安感    ・倦怠感・眠気    
・胃腸症状(食欲不振・胃もたれ)

対処方法
・規則正しい生活(睡眠・食事・運動)  ・ストレッチ・軽い運動(血流を良くする)
・耳まわりのマッサージ(内耳の刺激緩和)・天気痛予報アプリを活用して心構えをする
・薬物治療(症状が改善しない場合
やはり、基本は規則正しい生活!自律神経を整えることです。
天気と体調不良の関係を感じている人は、意外に多いんです。あるアンケート調査では、約7割の人が「天気によって体調が左右される」と感じていると回答しています
とくに、男性より女性の方が多い傾向です。女性はホルモンバランスの変動があるため、気圧や天候の変化に敏感になりやすいのかもしれません。そんな中でも、片頭痛を持っている人や、気分が落ち込みやすい人は、天候の変化を鋭く察知して、体が反応しやすいともいわれます。 漢方薬のなかには、「天気痛」に効果を発揮するものもあります。つらいときは、どうか一人で我慢せず、医師や薬剤師に気軽にご相談ください。

忘れないで!「天気痛」は「気のせい」なんかじゃない

次号:ゆるゆる日記番外編もお楽しみに