「回想法の実践編」あなたの味方はYouTube
敬老のプレゼントは決まり

前回、「回想法」という心理療法をご紹介しました。懐かしい写真や音楽、昔よく使っていた道具をきっかけに、思い出を語り合う方法です。
でも実は「懐かしいことを思い出す」こと自体が、立派な回想法。
どこでも、誰でもできるんです。お年寄の脳は“昔のこと”を思い出すのが得意です。
思い出す→話す→会話する、これが脳の活性化につながります。高齢者だけでなく、私たちにとっても、未来の認知症予防になるかもしれません。
たとえば久しぶりに懐かしい街を歩くと、昔の流行のファッションや音楽、学生時代の思い出が自然によみがえってきます。これだけでも十分「自前の回想法」。
お出かけは会話もはずみ、気分転換や健康づくりにもなります。
もし長く歩くのがむずかしい方は、家の中や庭先を少し歩くだけでも大丈夫です。昔好きだった歌を流しながら歩けば、気分が上がって自然と体も動きます。鼻歌を歌えば、効果はさらにアップしますよ。

敬老日のプレゼントを悩んでいる方いませんか。強い味方は「YouTube」です。懐かしい歌や番組、漫才までそろっています。敬老の日には、ぜひお孫さんやご家族と一緒に画面をのぞいてみてください。世代を超えた会話が生まれ、思い出話に花が咲くことでしょう。プレゼントをもらうのは、
もしかするとお孫さんの方かもしれません。
「回想法」と聞くとむずかしく感じますが、実はとても身近で楽しいもの。気軽に「昔話し」をして、脳と心の元気を戻しましょう?
「昔を思い出すことが回想法ならばどこでも、誰でも出来る」をコンセプトに、
さあ皆さんもタイムスリップしてみましょう。
最後の「おしましい」を忘れずに!
次号:ゆるゆる日記番外編もお楽しみに
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