レジリエンスが高いということ!

レジリエンスって、最近よく耳にしますよね。ご存知でしょうか?
レジリエンスとは「逆境や困難に対する回復力・適応力」のことです。そもそもこの言葉、物理学から来ていて、「弾力性」「復元力」という意味があります。つまり、逆境や困難に遭遇したとき、元に戻る力が強いことを指します。
現代の逆境・困難といえば、地震や災害、コロナ禍、気候変動……そして忘れてはならないのは戦争です。私たちは、そんな非常事態に対してもレジリエンスを高く保つことができるのでしょうか。戦後80年、復興に向けて努力を続けてこられた方々には、ただ感謝の念しかありません。

では、レジリエンスを高めるとどのような効果があるのでしょうか。最近では企業でもよく言われています。
レジリエンスを語るとき、よく出てくるのがABCDE理論です。これは米国のアルバート・エリスが提唱した理論で、簡単に言うと「出来事をどう受け止めるかによって結果が変わる」という考え方です。物事を俯瞰して見て、自分の受け止め方を少し変えるだけで、良い効果を得られる可能性があります。
ポイントは、すべてをポジティブにする必要はない、ということです。自分の思い癖をほんの少し変えてみるだけで、物事を多面的に捉えることができます。なんとなく、
「ものは考えよう」に近い感覚でしょうか。
レジリエンスを高めるために
1.考え方の癖を理解し、見方を変える
2.自己効力感(小さな成功体験)を高める
3.人と人のコミュニケーションを大切にする
4.心身を整える
何事にも、心と体の健康が基本です。
食事・睡眠・運動が三本柱です。
そしてストレス解消を忘れずに!
これからの予測不能な時代を生き抜くためには、折れない強さよりも、折れてもまた立ち上がれるしなやかさ。レジリエンスは、私たちが未来に向かって歩み続けるための心の支えとともいえます。
次号:ゆるゆる日記番外編もお楽しみに